前頭側頭葉変性症は脳の一部が萎縮して起こる認知症です。他の認知症と比較して症例が少ないので、脳が萎縮する初期段階で適確な診断を行うのが難しいと言われております。
萎縮する箇所は、脳の前頭葉と側頭葉という大脳の一部になります。
前頭葉 ・・・意思や思考、感情のコントロールする役割
側頭葉 ・・・言葉を理解する・記憶する役割
を担っています。
そのため、前頭側頭葉変性症を発症すると、記憶障害・人格障害を引き起こします。
症状としては
- 同じ行動を繰り返す、決まった時間に決まった場所に行く
- 毎日同じ食事(メニュー)を食べたがるようになる、味付けが濃くなる
- 集中力がなくなる、飽きっぽくなる、興味があった事にも無関心になる
- 話したい内容がいえなくなり、聞いたことを繰り返してしまう
- 思うままに行動し、マナーを無視した行動に出る
予防方法としては、現在では明確な予防方法はありません。その為、他の認知症の予防を参考に、バランスの取れた食事、規則正しい生活(十分な睡眠)、適度な運動(ウォーキング)などを行う事で生活習慣病を予防します。予防としてメディカルサプリメントを摂るようにするなどが考えられます。